せどり・転売でのビームとは?ビームの仕組みと始め方

何が売れる商品なのか? あなたはお店でいろんな商品を見たとき、瞬時に判断できますか?せどり・転売初心者の方にはほぼ無理だと思いますし、それなりに目利きができる人であっても、たくさんの商品から売れる商品を探すのにはけっこう手間がかかるもの。

仕入れに時間をかけすぎると、いくら高く売れる商品を見つけても時間の損失の方が大きくなってしまいますので、効率よく仕入れ作業をしましょう。

そこで活用するのが「KDC200(ビーム)」と呼ばれるせどり・転売の7つ道具の1つです。

ビームとは?

ビームとは、赤外線やレーザーを使って商品についているバーコードを読み取る物を言います。せどりや転売で使用するのは、Bluetooth接続ができる小型のバーコードリーダーと、スマホのせどり・転売用アプリです。

バーコードリーダーがJANコード(バーコード)を読み取っていくとその商品のJANコード(バーコード)の数字13桁が瞬時にスマホに転送され、アプリからその商品の販売価格などが表示されます。

このツールを使わない場合、一つひとつ、モノレートやプライスチェックといったサイトで検索していくことになり、その手間は膨大です。ビームを使えばこの作業が一気に、大量に、一瞬で終わるので、効率よく売れる商品を探せるというわけです。

モノレートはこちら

プライスチェックはこちら

ビームに使うアプリ

まず、バーコードリーダーを準備しなければいけません。小型のバーコードリーダーにもいろいろな種類があるのですが、おすすめはKDC200という商品。

価格は3万円程度するものの、他のモノと比べると精度が違います。安い商品の場合は赤外線を使っていますが、KDC200はレーザー。赤外線だとまっすぐに当てないと読み取ってくれなかったり、ガラスケースに入っている商品だと読み取れなかったりするのですが、KDC200なら角度をつけた状態で当てても読み取れますし、ガラス越しでも読み取ることが可能です。

次に、スマホのアプリをインストールしておく必要があります。有名なのは、iPhoneなら「せどりすと」か「せどりすとプレミアム」というアプリ、Androidなら「せどろいど」というアプリです。販売価格がわかるだけでなく、モノレートへ一発で飛べるのでより詳細に商品情報を知りたいときにも便利です。

アプリには他にもいくつか種類があるので、自分にとって使いやすいものを探してみるのも良いとは思いますが、私は「せどりすと」と「せどろいど」をおすすめします。

せどりすと(iPhone専用)へ

せどろいど(アンドロイド専用)へ

3万円の初期投資は高いのか?

アプリはすぐにダウンロードできるものですが、これからせどりや転売で儲けようという人が、3万円も出してバーコードリーダーを買うのは躊躇されるかもしれません。しかし、前述のとおり、他の安いバーコードリーダーを買うぐらいなら絶対にKDC200を買った方が断然使えます。

それに、私はビームなしから目利き出来るようになりましたが、今からせどりや転売をスタートする人の倍以上の時間を要したと思ってます。中古商品は、基本的に繰り返し売ることが出来ますが、BOOKOFFなどで、仕入れをするときに店舗に陳列されている大半は利益の取れないものなので、利益の取れる商品にたどり着くのにまず時間がかかりますし、さらにそれを覚えるというのがまた手間でした。

私は、カッコつけてビームを使わなかったのではな、私が始めた頃は、このようなな便利なものがなかっただけです(笑)なので、ガラケーの手打ちなら、携帯を見ずにJANコードを打てるという奇妙な特技を習得しました。私の会社でも、KDC200は4台あります。もし、私が今からせどりや転売をスタートする立場であれば、真っ先に【投資】します。

また、KDC200はヤフオクなどでも取引されているので、もし、「やっぱりせどりや転売は向いていないかも……」なんて思ったとしても、15,000~20,000円程度で売ることも可能です。そう思えば、実質的な出費は1万円程度に抑えられますから、高い買い物とは言えないのではないでしょうか?

このKDC200は、せどりや転売の七つ道具の一つなので、ぜひ持っておきましょう。

オークションでのKDC200の落札相場
http://aucfan.com/search1/q-kdc200/s-mix/

効率よく仕入れよう

ビームの主な使い方としては、ブックオフやヤマダ電機など様々な店舗の商品の現状の相場を知りたいときです。本棚やワゴン等にずらりと並んだ商品を高速で読み取っていくことができます。

ただ、注意したいのはマナーです。ブックオフでも、他のお客さんがいるにも関わらず、誇らしげに端から端までピッピとビームしている人がいますが、そのようなことをするからせどりや転売全体のイメージが悪くなるのです。

あなたがプロとして気にかけるべき部分は、第一にその店舗に居るお客さんへの配慮です。
そして、第二にその店舗・従業員への配慮です。

実際に、色々な店舗でビームが禁止されているところも見かけます。でも、その辺は人対人なので、店員さんや店長さんとの関係性が良ければ、あなただけ優遇されることも普通にあります。実際に私は、そのような関係を築いてる店舗(店長さん)が複数ありますので、決して不可能なレベルではありません。

ヤンチャして、その時だけいい思いをすることは出来ますが、先を考え行動しましょうね!!

ちゃんぽんの麺を食べなかったので、ただの野菜炒めでした。
橋本 宏樹




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執筆者:橋本 宏樹 (株式会社エクスペリエンス.jp)
橋本 宏樹

務めていた会社の倒産や、中途採用での激減した給料での生活を変えるために、2005年からせどりを独学でスタートし、中途で入社した会社を退職後、せどりで法人化。
現在は、新品・中古、ジャンル問わずの国内どりや中国にも事務所を開設し、中国・バンコクなどアジアを中心とした輸入事業、さらにアメリカや中国への輸出事業を展開している。

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