せどり・転売は違法?知らないと逮捕!転売の法律と犯罪

「月に数万円でいいから、今より収入が増えたらなぁ……」そんな気軽な気持ちで始めたせどりや転売の副業のせいで、逮捕されることがあるって知っていますか?

この記事では、誰もが陥るかもしれない、せどりや転売に関する犯罪と、その根拠となる法律の話を紹介したいと思います。

せどりや転売をする場合のリスクや失敗の可能性は?

せどりや転売というのは、自分で仕入れた商品を、他人に売るということです。広い意味で言ってしまえば、お店で売っている商品だって「問屋から仕入れて売る」というものですから、同じようなものだと言えます。

ただ、個人でせどりや転売をすると言っても、「仕入れた商品が売れなかったら?」「本当に儲かるの?」といったリスクや失敗の心配もあります。

せどりや転売というのは「安く仕入れて高く売る」というのが基本。そうでなければ儲かりません。でも、安く仕入れることが出来なかったり、高値で売ることができなければ儲けは出ませんから、ビジネスとして失敗です。何も知識が無いまませどりや転売を始めても、ノウハウが分からずに大失敗してしまうこともあります。あなたが、せどりや転売をスタートして失敗したくなければ、正しい方法で知識を身につける必要があります。

また、せどりや転売というのはさまざまな規制が関係しており、知らず知らずのうちに違法行為に手を染めている人もいます。では、せどりや転売というのは違法行為にあたるのでしょうか?

行為自体は、違法にはなりません。しかし、やり方が間違っていると違法になり逮捕される可能性もありますし、もしくは自分が被害者側になってしまうというリスクもひそんでいるのです。

せどりや転売をするには「古物商」の許可がないと禁止?

せどりや転売をするなら、まず知っておかないといけないのが「古物営業法」という法律です。いわゆる「古物商」に関する法律ですね。

古物商というのは古いモノを売っている人のことだけを指すのではありません。せどりや転売目的で商品を仕入れたら、その商品は「古物」として扱われます。そして、古物を販売するためには、古物商の許可が必要になるのです。古物商の許可が無いまませどりや転売すると違法になります。ポイントは、転売目的かどうかです。

あなたが今着ている服を、「もういらないや」と思ってネットオークションで販売するのは、古物の扱いになりません。また、先日購入したばかりの服を、「やっぱり自分には似合わないからいらないや」と思ってネットオークションで販売した場合も、古物の扱いにはなりません。

ちなみに、海外で自分が買ってきたものを転売するのも、古物商の許可は必要ありません。

古物商の許可をとるのは書類を揃え2万円くらい払うだけで、たいていの人は簡単に取得できます。この手間を惜しむと、逮捕されてしまう可能性だってあるので注意して下さい。

せどり・転売したら、詐欺の容疑で逮捕される!?

せどり・転売=詐欺!
そう思っている人もいるようです。もちろん、それは正しくありません。詐欺とは、人を騙すことによって、相手に損害を与えることです。たとえば、ネットオークションでチケットを落札して入金したのに、商品が届かなかった。これは、詐欺です。また、「新品です」とうたって出品されていた携帯を落札したら、届いた商品は明らかに古いジャンク品だった、というような場合も詐欺です。

せどりや転売というのは、ただ「安く仕入れたものを仕入れ値より高く売って利益を出すこと」ですから、せどり・転売=詐欺、という認識は間違っていることが分かるはずです。

詐欺行為は違法ですが、詐欺行為をしなければせどりや転売行為自体は違法ではありません。

せどりや転売に関する規制を知っていれば大丈夫!

古物商の許可が必要な理由は、盗品が流通することを防止するためです。誰もが好きなようにせどりや転売できる状態だと、盗品が販売される恐れがあるため、それを法律によって規制している、というわけです。

また、たまに見かける詐欺行為の中には、「他の人のやり方を参考にしてせどり・転売していたら、その方法が詐欺にあたるものだった」というようなケースもあります。自分に正しい知識が無ければ、まんまと詐欺の片棒を担がされてしまうということもあります。

さらに、法律で禁止されている行為ではなくても、食品の転売には注意が必要です。万が一食中毒などの健康被害が発生した場合、製造した店ではなく、販売した人が責任を問われることもあるからです。

まとめ

せどりや転売自体は決して難しいことではありません。しかし、せどりや転売を始めるときにはこのような基本的な規制に関する知識を持っていることが必要になります。厄介なことに、インターネット上には間違った情報を素人が発信していることも多く、せどりや転売に関する知識や規制についても勘違いしている人が多いですから、鵜呑みにしないことも大切です。せどりや転売に必要な知識を得るには、信頼できる情報から学ぶようにしましょう。

イヤホン音楽聞いてたのに英語で道聞かれました。ギリギリ答えたけどw
橋本 宏樹




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執筆者:橋本 宏樹 (株式会社エクスペリエンス.jp)
橋本 宏樹

務めていた会社の倒産や、中途採用での激減した給料での生活を変えるために、2005年からせどりを独学でスタートし、中途で入社した会社を退職後、せどりで法人化。
現在は、新品・中古、ジャンル問わずの国内どりや中国にも事務所を開設し、中国・バンコクなどアジアを中心とした輸入事業、さらにアメリカや中国への輸出事業を展開している。

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